2016年9月20日火曜日

ALPHA メタルリングスタビライザー

輸入オーディオのインポーターであるアルファオーディオの隠し?アイテム、
メタルリングスタビライザーを試してみました。

ALPHA メタルリングスタビライザー















写真の白く見える部分がそれです。

スピーカーをインナーバッフルと挟みこんで共振を抑えたり。
スピーカーとバッフルの間に挟みバッフルの強化にも使用できるようです。
今回はエンクロージャーでテストするので、前者の方で試聴しました。

取り付け後は共振が少なくなったのか、低音域がタイトになり、
中音域の解像度も上がっています。

Z172PRSはローエンドの伸びが非常に良いスピーカーなので、
効果もわかりやすかったのかもしれません。

もともと共振がすくない頑丈な木材のエンクロージャーでしたので、
車の環境だともっとわかりやすいと思います。

ALPHAの公式HPにも掲載されていない隠しアイテム的な商品ですが、
インナーバッフルでインストールしている車両には是非オススメしたいですね。

厚みが4.5mmほどあるので、輸入スピーカーを市販インナーバッフルで固定する際にも、
このスペーサーを使用することで、無加工で取り付けが可能になります。

4点止めでM5以下のビスを使用するスピーカーならほぼほぼ対応可能なので汎用せいも高いですね。

2016年9月11日日曜日

KENWOOD NEWモデル MDV-Z904 MDV-Z704レビュー

私事ですが一軒家の購入に伴いましてネット環境の整備に時間がかかり、ブログの更新が滞っておりました...
本日から定期的に更新いたしますのでよろしくおねがいいたします。

更新したいことは山ほどありますが、取り急ぎピックアップして期待されているであろう事から更新したいと思います。

まずはタイトルにもありますが、KENWOODのNEWモデルMDV-Z904シリーズ、Z704シリーズの発表会に参加してきましたので、その模様をご案内したいと思います。


一年半越しのフルモデルチェンジとなった今作のZ904、Z704シリーズですが、やはり一番のトピックスはDSDの対応ですね。
車載用としては初のDSD公式対応(AT-HRD5もできますが名目上は非対応なので)今回も旭化成のDACを使用してネイティブに再生可能ということでした。

更にZ904シリーズはプロEQの搭載ということで、通常の13バンドのグラフィックEQに追加して、フロント、リア、サブウーハーを独立して0.2dBステップで9ポイントのパラメトリックイコライザーを使用することができました。
KENWOODのイコライザーは他メーカーとグラEQの周波数が違ったので、調整の時に使い勝手が悪い時もありましたが、これで弱点は改善されましたね。
そもそもこの機能は一般ユーザーや、量販店では触れる人はほとんどいないと思うので、誰が使うんだよって感じですがww
私は調整のご要望があればじゃんじゃん駆使して遊びたいと思いますww

プロモードEQ操作画面















その他GUIの変更で見た目も使い勝手も良くなり、200mmワイドモデルはフルフラットの静電タッチパネルの搭載、流行ですが、イジェクトボタンは廃止されメニューからDISCの排出やチルト変更が可能となっています。
2DINモデルのフェイスデザインは何故か前作のままですww

200mmワイドモデル















あとはZ904は内蔵メモリにロスレス録音できたり、SDやUSBのデータを統合してカテゴリーサーチできたり、動画データはフルHDに対応したりと、ケンウッドらしい進化がところどころに見受けられます。

デモカーも視聴できましたので、今回はレヴォーグを視聴してきました。

MDV-Z904 + KFC-XS1703















システムはMDV-Z904とKFC-XS1703です。
とりあえず聴いてきましたが、試聴できる環境ではありませんでしたww

試聴曲はDSD音源のビクターイチオシ(?)のジルデコでしたが、極小ボリュームだし、音像は右寄りすぎるし、横には何も知らなそうなチャンネーが乗ってるし、なによりシートポジションが垂直すぎて首がもげそうでしたww
横方向の音場が広く感じ取れました、それ以外は集中して聞けませんww

試聴室ではDSDとPCMの違いを試聴できました。
1Bit音源のナチュラルで、リアリティのある音源を楽しめました。
リアルなんですけど、空気感やアーティストの圧倒的な存在感はないんです。
これは前作から変わりませんね。


今回の発表会を通して感じました、非常に玄人向けの発表会になったなと。
私は面白い時間を過ごしましたが、会場の皆さんはDSDだPCMだなんて言われてもわからない人の方が多いでしょうし、そもそもハイレゾ自体理解していない人も多いのでは?
はいどうぞDSD聴いてください!って言われても理屈を理解していないことには??マークが頭にいっぱいでしょうに...

あとはKENWOODだけの話ではないですが、ハイレゾに未来を感じているのはわかります、しかし何でもかんでもハイレゾはいいよ!っていう情報が先走っていて、商売の匂いしかしてこないです。
ハイレゾはアーティストが生の演奏を届ける手段であるわけで、音源は作品であって、商品ではないと私は思っています。
ハイレゾ音源を再生できる、出来ないというのは物選びの基準になるのはわかりますが、ハイレゾマークがついた物は、ついてない物よりも優れているわけではないんです。
ハイレゾマークがついていないとダメだよ!っていう風習になってきそうで、今後が怖くなってきますね。


そんなこんなで最後に愚痴もはさみましたが、KENWOOD最新モデルは、
ハイレゾのリニア再生は非常に魅力的で、操作性も抜群です。
しかし音質に関しては、実機をよく触って再度レビューしたいと思います。